1920年頃にフランスで製作されたリボンシェープブローチです。素材にはゴールドと真珠が用いられている華やかブローチです。注目したいのは立体的で柔らかなリボンの曲線です。この作品はキャスティングして型をとっているのではなく、金の板に熱を加えて曲げて作ったものです。簡単な作業のように聞こえますが、誰がしても同じような形になるものではありません。このように本物のリボンのように柔らかなカーブを表現するのはセンスにも大きく左右されるところです。リボンの表面に描かれた植物や花模様は全て手彫りされています。全体の中で作者が一番時間を要した作業でしょう。