これは20世紀初期に中央ヨーロッパで製作されアンティークペンダントです。詳細をご覧頂くために拡大写真を使っていますが、実際は直径2.7cm程度です。素材にはエナメルと相性の良いシルバーが使われています。その表面には異なるタイプの曲線が刻まれ、繊細な模様を呈しています。そして、その表層部には半透明の深いバイオレットブルーのエナメルが焼き付けられていて、彫りの深さや光の当たる角度によるギロッシュエナメル特有の濃淡や光沢を楽しむことができます。さて、その周囲を見るとミルグレーンで刻まれたマーキーズ型をした枠の中に大小のローズカットされたマーカサイトがセッティングされています。全体のデザインを総合的に見るとローゼットの様にも見えますが、ビックバーンの様にも見えます。さながら中央の点がブラックホール、周りに散りばめられたマーカサイトが飛び散った星のようです。どちらにしろ、広がりや発展を感じさせられる素晴らしいデザインです。作者の意図を探るのもアンティークジュエリーの楽しみですね♪